
近年若者の間で流行しているSNSアプリ「TikTok」。
TikTokは中国のByteDance社が開発運営しているモバイル向けショートビデオのプラットフォームです。
基本的に動画の長さは15秒くらいでアプリ内で音楽やスタンプを使い簡単に動画を編集することができるのが、TikTokの大きな特徴です。
その普及率が高まっていることから、マーケティングに利用としている方も多いのではないでしょうか?
- TikTokは中国発の現在もっとも勢いのあるSNSアプリ
- 人気の理由としてもっとも大きいのは手軽にできる動画編集や動画投稿
- 10代、20代の若者がユーザー層として多い
- ダウンロード数は15億回突破
- 月刊アクティブユーザー数は約8億人
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TikTokとは
まず、TiKTokとはそもそも何なのでしょうか?
TikTokにはどのような機能があり、どのような理由で人気なのかがわからなければ、ユーザー層を知っても意味がありませんもんね。
ここではTikTokについてこちらの2点を中心に解説していきます。
- 主な機能
- 人気の理由
主な機能
まず、TikTokの機能には大きく以下の3つがあげられます。
- 他のユーザーが投稿した動画を視聴する
- 自分で作成した動画を投稿する
- SNSのように他のユーザーとの交流ができる
TikTokではおすすめの動画を連続で視聴したり、自分が視聴したい動画を検索して動画を探したり、ハッシュタグをもとに自分がみたい動画を探して視聴したりすることができます。
動画の長さが15秒ということもあり、様々な自分の気に入った動画をサクサクみていけるのがいいところですね。
動画では気に入った場合はその動画に「いいね」をしたり、コメントをすることができます。
また、ユーザーをフォローすることもでき、SNS的機能も揃っているのが特徴です。

もちろん自分で動画を作成し、投稿することも可能です。
動画を作成するときは自分で撮影した動画に音楽をつけたり、スタンプを貼り付けたりなど編集が簡単にできます。
YouTubeのように動画編集ソフトを使う必要もないので、新しい勉強などもする必要がなく気軽に始められるのもTikTokの特徴でしょう。

人気の理由
ここまでTikTokの基本的な機能について説明してきましたが、ではどうしてTikTokは今日こんなに人気なのでしょうか?
いくら編集が簡単にできるからといってそれだけで多くの人が「TikTokで投稿をしたい!」と思うようになるはずがありません。
TikTokの人気の秘密にはこちらの3つの理由があると言われています。
- 動画作成・投稿が簡単にできる
- 動画にオリジナリティが必要ない
- 拡散力が高い
動画作成・投稿が簡単にできる
まずは動画の作成や投稿が非常に簡単な点です。
YouTubeなどと比較すればわかりやすいのですが、TikTokではアプリ内で編集の材料が揃っていたり、そもそも動画の長さが15秒くらいとかなり短いことから簡単に動画編集ができます。
YouTubeでは動画の長さが平均15分くらいというところからもいかにTikTokが手軽かがわかりますね。
動画にオリジナリティが必要ない
またYouTubeとの比較になってしまうのですが、TikTokではYouTubeのように新しい斬新な動画を生み出す必要がなく、どちらかというと周りのユーザーが投稿しているような動画を自分もまねして投稿していくような感じとなっています。
トーク力がある、歌が上手い、ダンスが得意などといった特殊な技能がなくても、動画を作成することは可能ですし、自分が映ってさえいれば誰でも投稿することができます。
そのため、参入障壁が低く、コストもかからないことというのもTikTokが人気になった理由の1つと考えることができます。
確かに今からYouTuberになって動画投稿を始めようと思っても
「まずなんの動画を投稿しよう?」
と思ってしまいますがTikTokならとりあえずみんなの真似をして投稿してみようと思えますもんね。
そういった意味でもTikTokはどちらかというとYouTubeというよりもTwitterやInstagramに近いSNSとしての役割が強いのでしょう。
拡散力が高い
TikTokは他のTwitterやInstagramと比べても普及し始めたのはかなり最近なので、急成長を遂げたSNSとなっており、ユーザーの増加率も非常に高くなっています。
そのため、動画投稿者からすると、フォロアーの増え方もかなり大きく、TwitterやInstagramではたいしてフォロアーがいないというユーザーでも短期間でフォロアーが数千人ということもあります。
成熟段階のSNSを頑張るより、まだ始まったばかりのSNSの方が人気が出やすいということからユーザーも増えだしたのでしょうね。
拡散力については、TikTokで再生回数を増やす方法の記事を読んでください。
TikTokのユーザーについて解説
続いてTikTokにはどういったユーザーが多いのかについて解説していきます。

ここではTikTokのユーザーについて以下の4つの点をもとにみていきましょう。
- ユーザー数
- ユーザー層
- ユーザー属性
- ダウンロード数
ユーザー数
まず、TikTokの国内でのユーザー数は2019年12月時点で約950万人となっております。
これは日本人の約10パーセントがTikTokを使っているということになるので、いかにTikTokが広がってきているのかが分かりますね。

ちなみにTikTokはもともと中国の会社がつくったSNSということもあり、中国国内では最大の利用者数を誇ります。
ますます、日本ではこれからユーザーを獲得していきそうですね。
ユーザー層
次はユーザー層です。
まず、TikTokのユーザー層としてもっとも大きな割合を占めるのはもちろん、10代、20代の若者です。
これに関してはやはり、TikTokも狙い通りなのではないでしょうか?
ただ、最近は徐々に若者以外にも受け入れられ始めており、ユーザー層も広がり始めるのではないかと思われます。
もしかしたら、Twitter、Instagramにつぐ世界的なSNSになるのかもしれません。

ユーザー属性
TikTokというと、「女性のユーザーが多いのではないか?」と考える方が多いのではないでしょうか?
ところが、実のところ最近は男性のユーザーが増えているのです。
おそらくこの理由に関しては、最初に流行ったのが動画投稿をする女性のユーザーで現在はそれを視聴する男性ユーザーが増えているからと考えられますね。
TikTokでは投稿しなくても視聴するだけで楽しむことができるので、視聴目的のユーザーが多いというのもユーザー属性の特徴でしょう。


ダウンロード数
またTikTokでは2019年11月App StoreとGoogle Playの累計ダウンロード数が15億回を突破しました。
これらのTikTokの快進撃はいつまで続くのでしょうか?
今後の動向に注目ですね。


TikTokを他のSNSと比較
ここまではTikTokのみの説明をしてきましたが、実際にどうなのかはやはり他のSNSと比べてみなければ分かりません。
そこで、最後にTikTokを他のSNSと比較していきましょう。
ここではTwitter、Instagram、Facebook、LINEと比べていきます。
- MAU数
- 国内アクティブユーザー数
- DAU数
それでは1つずつ説明していきましょう。
MAU数
まずは全世界でのMAU数です。
MAUとは「Monthly Active Users」の略で月間アクティブユーザー数のことです。
SNS名 | TikTok | LINE(上位4ヵ国) | |||
MAU数 | 約8億人(2020年1月時点) | 約3億3,500万人(2018年9月時点) | 約10億人(2018年6月時点) | 約25億人(2019年12月時点) | 約1億6,800万人(2018年9月時点) |
世界的に見るとTikTokは世界でも有数のSNSであるということが分かりますね。
中国のユーザー数が多いのかもしれませんが、Twitterなどはすでに抜かしているのですね。

国内月間アクティブユーザー数
続いて国内での月間アクティブユーザー数です。
SNS名 | TikTok | TikTok | LINE | ||
国内MAU数 | 約950万人(2019年2月時点) | 約4,500万人(2017年10月時点) | 約3,300万人(2019年3月時点) | 約2,600万人(2019年7月時点) | 約8,300万人(2019年12月時点) |
国内ではLine、Twitter、Instagram、Facebookにつぐ5位の多さなのですね。
まだ、他のSNSと比べると日本国内でTikTokは広がりきっていないような感じがします。
ただ、世界と比べてみてもわかるようにまだまだ伸び続けそうですね。
DAU数
最後に比較していくのはDAU(Daily Active Users)数と呼ばれる一日あたりのアクティブユーザーです。
SNS名 | TikTok | TikTok | LINE(国内) | ||
DAU数 | 約3億2,000万人 | 約1億5,200万人 | 約5億人 | 約16億6,000万人 | 約86% |
Lineは世界的には広がっていないので比較しづらいですが、それでもTikTokの勢いはすごいですね。
おそらくTikTokは投稿する側のユーザーとその動画を見る側のユーザーがいるということが大きいのでしょう。
【まとめ】TikTokのユーザー層とは?
ここまでTikTokuのユーザー層についてや他のSNSとの比較を説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
今回の記事のポイントは以下の3つです。
- TikTokではもともと編集用の音楽やスタンプがあったり、動画の長さも15秒くらいということから動画編集・投稿がしやすいため人気が出た
- TikTokのユーザー層としてはやはり10代、20代の若者が中心なのだが、最近は徐々に若者以外にも広がりつつある
- TikTokには動画を投稿していく側のユーザーとその投稿を視聴して楽しむユーザーがいるため、その人気が拡大していると考えられる
つぶやきを投稿するTwitter、画像を投稿するInstagramが全世界に普及していったように、動画を投稿するTikTokは今後注目のSNSとなっていくでしょう。
おそらく今まではTwitterやInstagramで文章や画像を使ってマーケティングしていたようなものも、TikTokを使って動画でマーケティングされていくのではないでしょうか?
そのことについてはTikTokでマーケティングをする方法の記事を、またTikTokで儲けることはできる?やTikTokでマネタイズする方法の記事も合わせてご覧ください。