ヒートマップツールとは?無料・有料のおすすめツールを比較

ヒートマップとは?無料・有料ツールをご紹介

ヒートマップツールはサイト運営に役立つとは聞いたことがあっても、「ヒートマップってそもそも何?」「ヒートマップツールの比較が見たい」と、どういう場面で使うのか、どんなヒートマップツールがあるのか気になりますよね。

本格的にサイト運営をする上で役に立つヒートマップツールですが、その使い方についてほとんどの人が勘違いしていることがあります。

このページでは、日本最大級のWEBメディアであるWEBナビの編集部が、ヒートマップツールについて以下のことを解説します。

  • ヒートマップツールとは?
  • 無料・有料のおすすめヒートマップツールを比較
  • ヒートマップツールの選び方のポイント
  • ヒートマップツールの活用方法
  • ヒートマップツールと併用して使うべきツール

このページを読めば、ヒートマップツールについての理解がかなり深まり、より良いサイト運営ができるようになります。

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ヒートマップツールとは?

ヒートマップツールとは、WEBサイト内でユーザーがどのような行動をしたのかを、色の濃淡を利用して視覚的にわかるように示してくれる便利ツールです。

そもそもヒートマップとは、WEBサイト運営だけに使われるツールというわけではなく、多元的な情報を色で示す手法です。例えば、野球でピッチャーが投げたコースを示すものや、サッカーで選手がピッチの中をどう動いたか示すものなども、ヒートマップを利用した事例だといえます。

ヒートマップツール活用のメリット

WEBサイト運営に使われるヒートマップツールでは、以下の情報を収集することができます。

  • ユーザーのマウスの動き
  • ユーザーがクリックした箇所
  • ユーザーのエリア滞在時間
  • ユーザーがどこまでスクロールしたか
  • ユーザーがページから離脱した場所

このように、ヒートマップツールのメリットは、アクセス解析ツールを使って分析するのが難しいような細かい情報を、視覚的に分かりやすく把握できるということです。

特にページ内でのユーザーの離脱部分が特定できるということは、WEBサイトの離脱率改善に大きく役立ちます。

また、ユーザーに見られている部分と、見られていない部分が把握できるので、ページに対するユーザーの利便性向上にも大きく貢献するでしょう。

ヒートマップツール活用のデメリット

ヒートマップツールのデメリットは、ページ内の細かなユーザー行動はよく分かるが、WEBサイト全体のユーザー行動は把握できないということです。

上で説明したように、ヒートマップツールは、ページ内でのユーザーの動きを把握することに特化したツールで、WEBサイト全体を包括した情報を得ることには向いていません。

ただ、このデメリットは、他のツールを併用することによって改善できます。ヒートマップツールと併用すべきツールに関しては、後ほど詳しく解説するので、参考にしてください。

無料のおすすめヒートマップツールを比較

ここでは、以下の無料のおすすめヒートマップツールを、比較していきます。

  • User Heat
  • Ptengine
  • SiTest
  • MIERUCA
  • brick

User Heat

User Heatは、30万PVまで解析することができるのが魅力の、無料ヒートマップツールです。

マウス、クリック、熟読エリア、終了エリア、離脱エリアといった基本的な機能が利用できます。ユーザー登録をして、ページにタグを埋め込むだけで利用できる手軽さも魅力の1つです。

User Heat

Ptengine

Ptengineは、15万以上の利用者を誇り、幅広く利用されている、無料ヒートマップツールです。

リアルタイムで解析できる他、PCやスマートフォン、タブレットなどのあらゆるデバイスに対応しています。イベントトラッキング機能は、HTMLを編集せずに利用できるので、初心者にも優しい仕様です。

Ptengine 

SiTest

SiTestは、豊富な機能が利用できるのが特徴の、無料ヒートマップツールです。

スクロール解析や、リンク指標、マウスグラフィ、タップ解析などの機能が利用できる他、スプリット機能解析、フォーム改善機能も搭載しています。30,000PVまで計測可能です。

SiTest

MIERUCA

MIERUCAは、無料ツールであるにもかかわらず、500社もの企業で導入されている、ヒートマップツールです。

スクロール解析や、クリックヒートマップ、アテンションヒートマップといった、充実した機能が利用できます。初心者でもUX/UIを改善できる、マルチデバイスに最適化されたヒートマップツールです。

MIERUCA

brick

brickは、Googleアナリティクスと連携することで、WEBサイトを分析できる、無料ヒートマップツールです。

基本的なヒートマップ機能として、スクロールやクリック、マウス分析が利用可能です。基本無料で利用可能ですが、無料版は利用期限が限られているので注意してください。

brick

有料のおすすめヒートマップツールを比較

ここでは、以下の無料のおすすめヒートマップツールを、比較していきます。

  • Clicktale
  • VWO
  • Appsee
  • USERDIVE
  • Mouseflow
  • MockingFish
  • UXCam
  • Visual Website Optimizer
  • heatmap
  • gemiusHeatmap
  • BOOSTEC

Clicktale

Clicktaleは、ユーザーのマウスの動きを録画できるのが特徴の、有料ヒートマップツールです。

基本のヒートマップ機能に加えて、ユーザーの動きを追体験できるので、ユーザーの目線であなたのWEBサイトを改善することができます。

ただし、明確な料金プランの記載がされていないので、クリックテール社への問い合わせが必要です。

Clicktale

Visual Website Optimizer

Visual Website Optimizerは、ABテストを利用できるのが特徴の、有料ヒートマップツールです。

基本のヒートマップ機能に加えて、ABテストを併用することで、WEBページをよりユーザーのに最適化した形で構築することができます。

無料版の提供はなく、有料のエンタープライズ版のみ利用可能となっています。

VWOとも呼ばれ、WEBサイトのコンバージョン改善を主眼に置いた、有料ヒートマップツールです。

ヒートマップ機能の他に、ABテストや、目標設定、ユーザー動向をレコーディング機能が利用できます。

30日間の無料トライアル期間が設定されていて、ヒートマップ機能も使用できるので、まずはこちらから利用してみるのがいいでしょう。

Visual Website Optimizer

Appsee

Appseeは、iOSやAndroidのアプリを分析できるのが特徴の、有料ヒートマップツールです。

プレミアムプランとエンタープライズプランの2種類が用意されています。月額95,000円から利用可能で、プランにより解析できるアプリの数やセッション数、ビデオ記録数が異なります。

プレミアムプランは、最長2週間の無料お試し期間が設けられているので、こちらから利用してみるといいでしょう。

Appsee

USERDIVE

USERDIVEは、300社以上の企業に導入されている、有料ヒートマップツールです。

日本国内でも、大手企業が多く導入しているツールで、実績は申し分ありません。

アクセス解析やサイト内解析を利用でき、ユーザーの利便性を高めることができます。

USERDIVE

Mouseflow

Mouseflowは、4つのプランが用意されているのが特徴の、有料ヒートマップツールです。

プロプランでは、500,000PVまで計測でき、サイト数も10個まで扱うことができます。また、ヒートマップだけでなく、セッションリプレイズやシナリオ分析の機能も利用可能です。

無料プランも用意されていますが、こちらは500PVまで、1サイトのみの計測となっています。

Mouseflow

MockingFish

MockingFishは、解析できるPV数に上限がないのが特徴の、有料ヒートマップツールです。

ヒートマップの他に、ABテスト、多変量テスト、スプリットテスト機能も利用できます。

無料版では、PV数が50,000PVまでと制限はあるものの、利用できる機能には違いがないので、まずは無料版から試してみるのがいいでしょう。

MockingFish

UXCam

UXCamは、豊富な機能が搭載されているのが特徴の、有料ヒートマップツールです。

1番上のプランであるVOLUMEプランでは、最適化コンサルティングや専用アカウントマネージャ、カスタムブランド、APIアクセスの機能が利用可能で、その上セッション数に上限がありません。

一方で、LANCHプランでは50,000セッション、SCALEプランでは100,000セッションの上限が定められています。

データ保持期間が1ヶ月と短いものの、無償版が用意されているので、そちらで使用感を試してみてもいいでしょう。

UXCam

heatmap

heatmapは、リアルタイム分析ができるのが特徴の、有料ヒートマップツールです。

ユーザーの行動をリアルタイムで把握できるので、改善サイクルを早めることができます。プレミアムプラン、エンタープライズプランでは、コンバージョントラッキングや、テンプレート解析、技術サポートを、ページ数やユーザー数に制限なく利用可能です。

無償版では、ページ数やユーザー数、データ保持期間の制限はありますが、オンサイトクリックヒートマップや、リアルタイム統計などの基本的な機能が利用できます。

heatmap

gemiusHeatmap

gemiusHeatmapは、ユーザーエンゲージメント増加を主目的とした、有料ヒートマップツールです。

ヒートマップの基本的な機能を、一通り揃えており、それらを分析することで、コンバージョンなどのユーザーエンゲージメントを高めます。

無料版、有料版ともに詳しい記載がないので、問い合わせが必要です。

gemiusHeatmap

BOOSTEC

BOOSTECは、分析から改善までできるのが魅力の、有料ヒートマップツールですが、2018年7月をもって、サービスを終了しました。

ヒートマップツールの選び方のポイント

上で比較したように、ヒートマップツールと一言で言っても、ツールによって特徴がかなり異なります。

これだけの種類があって、特徴も違ってくると、初めてヒートマップツールを使うという方は、特に選ぶのに困ってしまいますよね。

そこで、ここでは、ヒートマップツールの選び方のポイントを、全部で3つご紹介します。

これらのポイントを参考にして、あなたやあなたのWEBサイトの現状に合った、ヒートマップツールを選んでください。

収集できるデータで選ぶ

ヒートマップツールは、ツールごとに収集できるデータが異なります。また、集められる情報は同じでも、どの情報に特化しているかはツールによって特徴があるので、そこにも気を配るといいでしょう。

ヒートマップツールで収集できるのは、以下のようなデータです。

  • ユーザーがクリックした箇所
  • ユーザーのマウスの動き
  • ユーザーがどこまでスクロールしたか
  • ユーザーがよく読んでいる場所

これらの機能があることを知った上で、あなたのWEBサイトの改善したいポイントに合ったツールを選ぶことが大切です。

例えば、あなたのWEBサイトの離脱率を改善したいのであれば、ユーザーがどこまでスクロールし、どこで離脱したかが分かる「スクロールヒートマップ」機能を搭載したツールを選ぶべきです。

まずは、あなたのWEBサイトの現状を把握し、何が改善点なのかを理解するところから始めるといいでしょう。

データ量やデータ保持期間で選ぶ

分析できるデータの量や、データの保持期間もツールごとに違います。

WEBサイト運営においては、継続して検証と改善を繰り返すことが大切です。それなりのデータ量と保持期間がないと、効果的にWEBサイトを改善するのは難しいといえます。

基本的には、データの保持期間は、有料なのか、無料のツールなのかによっても変わりますし、料金プランによっても変わることが多いです。

あなたがどれだけのデータを取って分析したいのか、どれだけの期間分のデータが欲しいのか、事前に決めた上でツールを比較するといいでしょう。

価格で選ぶ

上で説明したように、価格によって機能が異なるので、価格を確認してツールを選ぶことは非常に大切です。

もちろん、有料ツールで料金プランが高価格な方が、機能的には優れている可能性が高いです。

ただ、あなたのWEBサイトの現状を考慮してツールを選ばないと、資金繰りが難しくなります。また、無料だからといって適当にツールを選んでしまっても、使いにくくて使い続けられないということにもなりかねません。

価格と機能面を天秤にかけた上で、あなたの現状に合ったツールを選ぶことが大切です。

ヒートマップツールの活用方法

ここでは、上で紹介したようなヒートマップツールを使った、WEBサイト改善のための活用方法をご紹介します。

ヒートマップツールの見方

ヒートマップツールをWEBサイトの改善に役立てるためには、まずは、ヒートマップツールの見方を押さえておかなければなりません。

ヒートマップツールでは、ユーザーのページ上での動きを、色で視覚的に把握することができます。ここでは、ヒートマップツールにおいて、主要な機能の見方を簡単に紹介します。

①マウス

ユーザーのマウスの操作が、軌道として表されます。マウスの動きに何らかの傾向性があれば、商品やサービスのコンバージョンの改善に役立つでしょう。

②クリック

ユーザーがページ内でクリックした箇所を、色で表しています。クリックした回数が多い箇所ほど、濃い色で示されるのが一般的です。

③熟読エリア

ユーザーがよく読んでいる箇所を、色の濃淡で示しています。あなたが特に読んでほしい箇所が見られていない場合、改善策を講じる必要があるります。

④離脱エリア

ユーザーが離脱している箇所と、その比率を色の濃淡で表しています。ユーザーがページの上部で離脱している場合、ユーザーの検索意図にあったコンテンツを用意できていない可能性が高いでしょう。

ヒートマップツールでサイト改善

ヒートマップツールで改善できるサイトの問題点には、以下のようなものが挙げられます。

①ユーザーの大半が前半で離脱している

ユーザーの大半が前半で離脱している場合、ページの文章構成の改善が必要です。

ユーザーがページの前半で離脱するということは、ページの前半は読み飛ばされているということになります。これは、完読率を上げようとして、ユーザーの求めているコンテンツを後半に置いているページにありがちな現象です。

検索意図に沿っている文は前半に持ってくるように、文章構成を見直しましょう。

②クリックしてほしい部分がクリックされていない

WEBサイトを運営している方であれば、自社の商品やサービスの成約に繋げたい、広告を踏んでほしいと思っているのではないでしょうか?

つまり、WEBサイトのページの主目的は、商品購入のリンクや、キラーページへの内部リンクをクリックしてもらうことになります。

もし、それらのリンクが全くクリックされていないのであれば、どれだけページにアクセスを集めても意味がありません。

目立つ色やデザインにする、リンクの位置を工夫するなどの改善を試みましょう。また、ユーザーを成約に繋げるための訴求ポイントの見直しや、ボタンに誘導する文面も工夫しましょう。

③リンクになっていない箇所がクリックされている

クリックされてほしい箇所がクリックされていないのと逆に、リンクになっていない場所がクリックされていることがあります。

ユーザーの意図としては、その箇所に関するより多くの情報が知りたい、ということが考えられるでしょう。例えば、画像をクリックされている場合、もう少し拡大された画像が見たいのかもしれません。

具体的な改善策としては、関連するページへのリンクを設置する、写真を拡大できるようにしたり、説明を入れたりするなどの方法があります。

こういった細かな不便さが、ユーザーの離脱に繋がるので、妥協せずに改善していきましょう。

ヒートマップツールと併用して使うべきツール

ここでは、ヒートマップツールのデメリットといえる、WEBサイト全体の分析を補うためのツールをご紹介します。

ヒートマップツールと併用して使って、効果的に問題点を改善していきましょう。

Googleアナリティクス

ヒートマップツールと併用して使うべきなのが、Googleアナリティクスというツールです。

Googleアナリティクスは、WEBサイト運営をするなら絶対に導入しておくべき、必須ツールといえます。Googleアナリティクスでは、WEBサイト全体のアクセスを解析することが可能です。

ヒートマップツールはWEBサイトのページ単体を詳細に分析することができますが、サイト全体において、そのページの良し悪しを相対的に判断することはできません。

そこで、Googleアナリティクスを使って、まずは改善すべきページをピックアップする→そのページをヒートマップツールで詳しく分析する、という流れで改善をしていくのがいいでしょう。

具体的な改善すべきページとは、直帰率の高いページや、滞在時間が短いページです。これらの問題のあるページは、そもそもページの質に問題のあるページなので、ページ内でユーザーがどういった動きをしているかが、改善の役に立ちます。ヒートマップツールを使って、ユーザーがどこで離脱しているのか、どこをクリックしているのかを特定しましょう。

このように改善すべきページを、Googleアナリティクスで的確に選定することで、効率よくサイト全体の利便性を向上することができます。

まとめ:ヒートマップツールとは?無料・有料のおすすめツールを比較

おすすめのヒートマップツールの比較や、ヒートマップツールの活用方法について解説しましたが、いかがだったでしょうか。

このページの要点は以下になります。

  • ヒートマップツールでは、ページ内でのユーザー行動を詳細に把握できるが、WEBサイト全体の情報は把握できない。
  • ヒートマップツールを比較すると、それぞれ特徴が大きく異なっているので、収集できるデータ・データ量や保持期間・価格を参考にして選ぶ。
  • ヒートマップツールで、ページを詳細に分析するとともに、Googleアナリティクスを併用することで、WEBサイト全体を改善できる。

WEBサイトを運営するにあたり、個別のページを改善するとともに、WEBサイト全体を確認し、効率よく問題のあるページを改善していくことがかなり重要です。

ヒートマップツールについて、まだよくわからないところがあるという方は、もう一度解説部分を見返してみてください。

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